「サンルームって付けたいけど、実際いくらかかるの?」「種類がありすぎて、何を選んだらいいかわからない…」そんなお悩みを抱えていませんか。実は、サニージュに関するお問い合わせで一番多いのが、まさにこの「金額」と「種類の選び方」なんです。
ネットで調べてみても、定価ばかりが出てきて工事費込みの実際の総額がわかりにくい。5つも設置タイプがあるらしいけど、自分の家にはどれが合うのか判断できない。そんなモヤモヤを抱えたまま検討を進めるのは、本当にストレスですよね。
この記事では、私たちコウケンNETが約20年かけて蓄積した知見をもとに、サニージュの基礎知識から5つの設置タイプの違い、そして工事費込みのリアルな金額相場まで、まるごとお伝えします。さらに2026年4月に控えている値上げと仕様変更の速報もお届けしますので、検討中の方はぜひ最後までお読みください。
- サニージュの正体は「テラス囲い」であり、サンルームとの違いを正しく理解できる
- 5つの設置タイプの違いと、自分の家に合うタイプの選び方がわかる
- 工事費込みの金額相場を4パターンで具体的に把握できる
- 2026年10月の価格改定後の工事費込みの金額がわかる
サニージュの基礎知識|サンルームとの違いを正しく理解する
まず最初に、多くの方が混同されている「サンルーム」と「テラス囲い」の違いについてお話しさせてください。この違いを理解しておくだけで、金額の相場感や選び方がグッとクリアになります。
- サニージュはLIXILの「テラス囲い」であり、サンルームとは構造が違う
- 強度と気密性の違いは金額にもそのまま反映される
- 建築確認申請が不要なケースが多く、後付けしやすい
サニージュはサンルームではなく「テラス囲い」です
「サンルームが欲しい」と検索してサニージュにたどり着いた方は多いと思います。でも実は、サニージュはサンルームではありません。正確には「テラス囲い」という製品カテゴリに分類されます。
何が違うのかというと、構造のしっかり度合い、つまり強度と気密性が根本的に異なります。サンルームとは、しっかりとした基礎を打ち、柱も太く、断熱性能も高い「部屋の延長」と呼べる製品です。冬でも暖かく過ごせるほどの気密性を持ち、その分、金額も100万円を軽く超えてきます。
一方、サニージュを含むテラス囲いは、テラス屋根を囲いで覆ったような構造です。柱はアルミでスリムですし、サッシも単板ガラスが標準。気密性や断熱性はサンルームほど高くありません。ですが、その分コストが抑えられるのが最大のメリットなんです。
「じゃあ性能が低いの?」と思われるかもしれませんが、用途を考えると十分すぎるほどの性能を持っています。洗濯物を干す、雨の日に濡れずに過ごす、花粉や黄砂を防ぐ。こうした日常的な悩みを解決するには、テラス囲いで十分です。むしろ、日常使いのコストパフォーマンスではサニージュの方が圧倒的に優れていると私は考えています。
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5つの設置タイプ|違いと選び方を完全整理
サニージュには設置タイプ(納まり)が5つあります。ここが最初の選択ポイントであり、一番迷うところだと思います。それぞれの特徴をしっかり理解して、ご自宅に最適なタイプを選んでいただきたいと思います。
- 最も人気の「床納まり(600タイプ)」は室内の延長として使える
- お庭をそのまま囲える「土間納まり(1500タイプ)」は自転車やペットスペースに最適
- 建物の構造に合わせた「造り付け納まり」は木造住宅の2階に人気
床納まり:一番人気の「室内とつながる」タイプ
サニージュで最も選ばれているのが、この床納まりです。掃き出し窓の先に床を張り、室内からフラットに続く空間を作り出すことができます。「サンルームが欲しい」とイメージされている方の多くが、実はこの床納まりを想像されています。
床材は人工木デッキとフローリングの2種類から選べます。人工木デッキは外部に近い感覚で使え、フローリングは室内の延長として上品な仕上がりになります。特にフローリングは2026年4月に1色から3色に増えましたので、室内のフローリングとの色合わせがしやすくなります。
ここで1つ注意点があります。よく「段差なく室内とつながる」と思われがちですが、実際にはサッシの下枠分の段差が発生します。完全なバリアフリーにはなりませんので、車椅子やベビーカーの出入りを想定される方はご注意ください。
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土間納まり:お庭をそのまま囲うタイプ
土間納まりは、その名のとおり地面のレベルの空間を囲うタイプです。お庭やテラスのタイルの上にそのまま設置できるのが特徴で、室内の床より一段下がった空間になります。
このタイプが向いているのは、自転車やベビーカーの収納スペースが欲しい方、ペットの遊び場にしたい方、それからガーデニングスペースとして使いたい方です。土間ならではの自由度の高さが魅力ですね。
物干し場としても十分に使えますが、室内から段差を降りてアクセスすることになるので、毎日の洗濯物干しがメインの目的であれば、前述の床納まりの方がおすすめです。どちらの生活スタイルに合うか、じっくり考えてみてください。
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造り付け納まり:2階のバルコニーに設置するタイプ
造り付け納まりは、既存のバルコニーに屋根とサッシを取り付けて囲うタイプです。主に2階のバルコニーに設置され、木造住宅にお住まいの方に人気があります。2階の寝室や子供部屋の先にあるバルコニーを、雨の日でも洗濯物が干せる空間に変えることができます。
ただ、お伝えしなければならない注意点が1つあります。造り付け納まりは対応できる施工業者が限られるケースがあります。バルコニーの防水処理や建物との取り合いなど、技術的な難易度が高い施工になるためです。検討される場合は、事前に施工可否を確認されることをおすすめします。
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ハーフ囲い・オープン納まり:囲い面積を調整するタイプ
ハーフ囲い納まりは、奥行き方向の半分だけをサッシで囲い、残り半分をオープンにするタイプです。「完全に囲うほどではないけれど、ある程度の風除けや目隠しが欲しい」という方に向いています。
オープン納まりは、さらに開放的で、正面のサッシを設けないタイプです。テラス屋根に側面のパネルだけを取り付けたイメージで、風通しを重視する方に選ばれています。
ハーフ囲いとオープン納まりは、フル囲いに比べて金額を抑えられるメリットがありますが、気密性は当然下がります。花粉対策や防雨のために導入する方には、床納まりや土間納まりのフル囲いをおすすめしています。

工事費込みの金額相場|4つのパターンで解説
ここからが皆さん一番気になるところだと思います。サニージュの工事費込みの金額相場を、4つの代表的なパターンでお伝えします。なお、ここでご紹介する金額は、すべて床納まり(600タイプ)をベースにした概算です。
- 最小構成(1畳弱)で約51.5万円が入口の金額
- 最も選ばれるスタンダード構成で約72万円
- 満足仕様なら約88.5万円、フル装備で約142万円
ミニマム構成:約51.5万円(間口1.0間×出幅3尺)
これがサニージュの最小構成です。間口が1.0間(約1.8m)、出幅が3尺(約0.9m)で、面積にすると約1.6平米。畳にして1畳弱という非常にコンパクトなサイズです。
正直にお伝えすると、このサイズは洗濯物を干すスペースとしてはかなりギリギリです。物干し竿を1本設置すると、もうそれだけでほぼ空間が埋まってしまいます。「とにかく少しでもいいから雨に濡れない干し場が欲しい」という方向けのサイズですね。
しかし、このサイズからスタートして「もう少し大きくしたいな」と思っても、後から拡張することはできません。基本的に一度設置したら建て替えになりますので、その点は十分にご注意ください。サイズ選びは最初の1回で決まるんです。
スタンダード構成:約72万円(間口1.5間×出幅5尺)
一番多くの方に選ばれているのが、このスタンダードサイズです。間口1.5間(約2.7m)、出幅5尺(約1.5m)で、面積は約4平米。畳でいうと約2.5畳のスペースが生まれます。
このサイズなら物干し竿を2本設置しても余裕がありますし、洗濯カゴを置いたり、ちょっとした作業スペースとしても使えます。物干しセットと網戸を付けて、約72万円です(2026年10月価格)。
実際に東京都のM様からも「最初は小さいサイズを考えていたけれど、プロの方に勧められて1.5間にして本当に良かった。余裕を持って干せるので毎日が快適です」というお声をいただきました。サイズ選びの重要性を改めて実感したエピソードでした。
満足仕様:約88.5万円(間口2.0間×出幅6尺)
「せっかく付けるならしっかり使いたい」という方に人気なのが、このサイズです。間口2.0間(約3.6m)、出幅6尺(約1.8m)で、約6.5平米。畳にして約4畳の広々としたスペースです。
洗濯物干しはもちろん、小さなテーブルと椅子を置いて、雨の日のちょっとしたティースペースとしても使えるサイズ感です。物干し・網戸・カーテンレールを付けて、約88.5万円が目安になります。
ここで覚えておいていただきたいのが、サイズと金額の関係性です。面積が2倍になっても金額が2倍になるわけではありません。スタンダードから満足仕様に変えると面積は約1.6倍ですが、金額差は約17万円です。最初は「ちょっと高いかな」と感じても、日割りにすると1日あたり数十円の違いですから、余裕があるなら大きめを選ぶことを強くおすすめします。
フル装備構成:約142万円(間口2.0間×出幅9尺)
物干し・網戸・カーテンレール・内部日除けなど、欲しい機能をフル追加した大型構成です。間口2.0間(約3.6m)、出幅9尺(約2.7m)で約10平米。リビングの一部のように使える広さです。
このサイズになると、もはや「洗濯物を干す場所」というよりも「もう一つの部屋」という感覚です。テーブルセットを置いて家族でくつろいだり、お子さんの遊びスペースにしたり、用途は多彩。もちろん出幅が大きい分、暑さ対策の内部日除けは必須オプションです。
※この記事の金額は、2026年10月1日のLIXILさんの価格改定後の、当店の自動見積(初期仕様・工事費・消費税込み、2026年10月5日確認)の金額です。現場の状況や選ぶ仕様によって変わります。
サイズやオプションを選ぶと、工事費込みの概算をその場で確認できます。サニージュ F型(600タイプ・床納まり)の自動見積/サニージュ R型(600タイプ・床納まり)の自動見積
後悔しない選び方5つのコツ
ここまで設置タイプと金額の全体像をお伝えしてきました。ここからは、約20年の経験の中で「これを知っておけば後悔しない」と確信している5つのコツをお伝えします。
- サイズは迷ったら大きめを。後から拡張はできない
- ユニット選びとオプションは最初に全部決める
- 暑さ対策は必須。夏場のテラス囲い内は50度を超えることも
コツ①:サイズは大きめを選ぶ
何度も繰り返しますが、サイズは最初の選択で決まります。後から「もう少し大きくしたいな」と思っても、サニージュの拡張は基本的にできません。やるなら一度撤去して建て直しです。
先ほどお伝えしたように、面積が2倍になっても金額は約1.2倍程度です。10年、20年と使い続けるものですから、「ちょっと大きすぎるかも」くらいのサイズがちょうどいいと私は思っています。小さくて後悔する方は多いですが、大きくて後悔する方はほとんどいません。
コツ②:ユニットは「テラス+高窓」がコスパ最強
サニージュのユニット(窓の種類)は複数あります。テラスサッシ、高窓、採風ドアなどですが、コストパフォーマンスで選ぶなら「テラスサッシ+高窓」の組み合わせが最強です。
テラスサッシは全面ガラスの掃き出し窓で、出入りに使います。高窓は腰高から上だけの窓で、換気に最適。この2つを組み合わせることで、出入りの利便性と風通しの両方を確保できます。
採風ドアは確かに便利ですが、間口1.5間×出幅5尺の側面に付ける場合で片側約12万円、両側なら約24万円の追加と大きいんです(2026年10月価格)。本当にドアが必要なのか、冷静に考えてみてください。私の経験上、テラスサッシで十分間に合っているお客様がほとんどです。
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コツ③:物干し・網戸・カーテンレールは最初からつける
この3つは、サニージュの「必須3点セット」と呼んでいます。特に物干しについては、サニージュ本体には竿掛けが一切付いていません。オプションの物干しセットを必ず一緒に注文してください。
「後から追加しよう」と思う方も多いのですが、後付けだと出張費が余計にかかりますし、在庫の関係で取付まで時間がかかることもあります。最初に付けるのが圧倒的にお得です。
コツ④:暑さ対策は必須
テラス囲いは屋根がポリカーボネートなので、光を通します。紫外線は99%カットしてくれますが、熱線をすべてカットするわけではありません。夏場はテラス囲いの中が50度を超えることもあります。
暑さ対策としては、内部日除け(オプション)と通風窓の組み合わせが効果的です。内部日除けで直射日光を遮り、高窓やテラスサッシを開けて風を通す。これだけで、夏場の快適さが劇的に変わります。

コツ⑤:相見積もりは必ず取る
最後のコツは、見積もりについてです。サニージュは同じ商品でも、販売店によって工事費込みの総額が10〜20万円変わることが珍しくありません。メーカーからの仕入れ価格(掛け率)が販売店によって異なるためです。
最低でも2〜3社から相見積もりを取ることをおすすめします。ただし、安さだけで選ぶのは危険です。工事の品質、アフターフォロー、対応の丁寧さも含めて総合的に判断してください。
【2026年10月】価格改定と、4月の仕様変更
最後に、2026年10月の価格改定と、2026年4月にあった仕様変更をまとめておきます。
- メーカー希望小売価格が約20%アップ(2026年10月1日)
- アクアポリカーボネート屋根材が廃止
- フローリングが1色から3色に拡充(ポジティブな変更)
10月の価格改定の影響
2026年10月1日から、LIXILさんのサニージュのメーカー希望小売価格が約20%上がりました。これはメーカー希望小売価格の改定率で、工事費込みの総額がそのまま約20%上がるわけではありません。この記事の金額は、改定後の当店の自動見積の金額でお伝えしています。
アクアポリカーボネート屋根材の廃止
2026年4月に、防汚機能付きのアクアポリカーボネートがラインナップからなくなりました。正直に申し上げると、元々アクアポリカーボネートを選ばれるお客様は少数でした。標準のポリカーボネートと比べて金額が上がる割に、性能差を実感しにくかったためです。ですので、多くの方にとっては影響は限定的です。
フローリングが1色から3色に拡充
一方、嬉しい変更もあります。2026年4月に、床材のフローリングがこれまでの1色から、オーク、チェリーウッド、クリエアイボリーの3色に増えました。これは非常にポジティブなニュースです。これまで「室内のフローリングと色が合わない」というお声がありましたが、3色から選べるようになることで、インテリアとの統一感が格段にアップします。

まとめ
総括:サニージュ選びは「サイズ」と「タイミング」が成功の鍵
この記事のまとめです。
- サニージュはLIXILの「テラス囲い」であり、サンルームよりコスパに優れた実用的な製品である
- 設置タイプは5つあり、最も人気の床納まり(600タイプ)は室内の延長として使える
- 工事費込みの金額相場は約51.5万〜142万円(2026年10月価格)で、サイズとオプション次第で約3倍の差がつく
- サイズは後から拡張できないため、迷ったら大きめを選ぶのが後悔しないコツである
- 2026年10月にメーカー希望小売価格が約20%上がった(工事費込みの総額の率ではない)
サニージュは、洗濯物干し、花粉対策、雨の日の快適さなど、日常のお悩みを確実に解決してくれる優秀な製品です。ただし、サイズ選びを間違えると後から取り返しがつきません。この記事の情報をぜひ参考にしていただき、後悔のない選択をしていただければと思います。
サニージュについてのご相談やお見積もりは、いつでもお気軽にお問い合わせください。私たちコウケンNETが、お客様にとって最適なプランを一緒に考えさせていただきます。
