「家の周りのフェンス、どれがいいかな?」「おしゃれで、ちゃんと目隠しできるアルミフェンスが欲しい!」
マイホームの外観やプライバシーを守るために欠かせないフェンス。特にアルミフェンスは、耐久性とデザイン性の高さから多くの方に選ばれています。しかし、種類が豊富でどれを選べば良いか迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
こんにちは!LIXIL商品販売店コウケンNETの池本です。これまで多くのお客様のフェンス選びをお手伝いしてきた経験から、今回は戸建て住宅にお住まいの方、新築をご検討中の皆さまへ向けて、アルミフェンス選びのポイントやLIXILの人気シリーズについて、分かりやすく解説していきます。
この記事を読めば、あなたのお家にぴったりのアルミフェンスが見つかるはずです。ぜひ最後までお付き合いください。
我が家にぴったりのアルミフェンスを見つけよう!LIXIL人気シリーズ徹底比較
まずは、アルミフェンスの基本的な魅力と、LIXILの人気シリーズ「フェンスAB」と「フェンスAA」を中心に、その特徴や選び方のポイントをご紹介します。「アルミフェンス」と一口に言っても、デザインや機能はさまざま。それぞれの違いを知って、理想のフェンス選びの参考にしてくださいね。
アルミフェンスの魅力とは?プロが語る基本のメリット

アルミフェンスがなぜこんなに人気なのか、まずはその基本的な魅力からお話しさせてください。
一番の魅力は、やはりその「耐久性の高さ」です。アルミは錆びにくく、腐食しにくい素材なので、雨風にさらされる屋外でも長期間美しい状態を保ってくれます。木製のフェンスだと定期的な塗装が必要だったり、腐ってしまったりすることがありますが、アルミフェンスならそういった心配がほとんどありません。お手入れも簡単で、基本的には汚れを水で洗い流す程度で大丈夫なんですよ。
次に「デザインの豊富さ」。昔のアルミフェンスというと、どうしても無機質でシンプルなイメージがあったかもしれませんが、最近のものは本当に多彩です。木目調で温かみのあるデザインや、シャープでモダンなデザイン、鋳物風の洋風デザインなど、お家の外観や好みに合わせて選べるのが嬉しいポイントです。特にLIXILさんの製品は、そのデザイン性の高さに定評があります。
そして「軽くて施工しやすい」という点もメリットの一つ。軽いので、例えばブロック塀の上に設置する際も負担が少なく、比較的工事もスムーズに進めやすいんです。もちろん、だからといって強度が低いわけではなく、しっかりとした構造でプライバシー保護や防犯といった役割も果たしてくれます。
このように、アルミフェンスは耐久性、デザイン性、メンテナンス性、そして施工性といった多くのメリットを兼ね備えています。長く使うものだからこそ、こうした基本性能の高さは重要なポイントになりますよね。私たちコウケンNETでも、お客様には自信を持っておすすめしている素材です。
【人気No.1】フェンスABシリーズの多彩なデザインと選び方!木調でおしゃれに目隠し
さて、ここからはLIXILさんの具体的な製品についてご紹介していきましょう。まずご紹介したいのが、LIXILアルミフェンスの中でも特に人気の高い「フェンスAB」シリーズです。
このフェンスABシリーズの最大の魅力は、何と言っても「デザインの豊富さ」と「機能性のバランスの良さ」です。シンプルでモダンなものから、ナチュラルな雰囲気のものまで、本当にたくさんのデザインが揃っているので、どんなテイストの住宅にも合わせやすいのが特徴です。
目隠し効果の高いデザインも充実しています。例えば、横スリットデザインの「YS3型」は、しっかりと視線を遮りつつも、スリットによって適度な抜け感を演出してくれます。目隠し率は約88.6%と高いながらも、完全に閉じてしまうわけではないので、圧迫感を軽減したい場所におすすめです。

一方、横ルーバーデザインの「YL3型」は、目隠し率100%を実現しながら、ルーバーの角度によって風を通すことができる優れもの。プライバシーをしっかり守りたいけれど、風通しも確保したいというご要望にぴったりです。

そして、最近特に人気なのが「木調カラー」のフェンスABです。アルミ製でありながら、リアルな木の質感を再現しているので、温かみのある外観を演出できます。価格を抑えたい場合には、外側だけ木目調で内側はアルミ色の「片面木調」タイプも選べるのが嬉しいポイント。見える部分にはこだわりたいけど、予算も気になる…という方には、とても賢い選択肢になりますよ。
価格帯としては、デザインや高さ、選ぶカラー(アルミ形材色か木調ラッピング形材色か)によって変わってきますが、例えばYS3型(高さ80cm、幅2m、柱1本含むセット)の場合、アルミ形材色で3万円台前半から、木調のラッピング形材色で4万円台後半からといったイメージです(メーカー希望小売価格、税抜)。
フェンスABシリーズは、デザイン性と機能性、そして価格のバランスが非常に良いので、「初めてアルミフェンスを選ぶ」「どんなものが良いか分からない」という方にも、まずチェックしていただきたいシリーズですね。
デザイン例 | 特徴 | 目隠し率(目安) | 通風性(目安) |
YS3型 | 横スリット、適度な抜け感と目隠し | 約88.6% | 約11% |
YL3型 | 横ルーバー、しっかり目隠しと通風 | 100% | 約5% |
YM1型 | 横目隠し(完全目隠し)、プライバシー重視 | 100% | 0% |
TS2型 | 縦スリット、シャープな印象と目隠し | 約88.9% | 約11% |
※上記は代表的なデザイン例です。他にも多くのバリエーションがあります。
【ワンランク上の質感】フェンスAAシリーズで実現する理想のお庭!リアルな木目調と重厚なメタル調
次にご紹介するのは、LIXILアルミフェンスの中でも「ワンランク上の質感」を追求した「フェンスAA」シリーズです。フェンスABシリーズよりもさらに素材感やデザイン性にこだわりたい、という方にはぜひ注目していただきたいシリーズですね。

フェンスAAの最大の特長は、なんといってもその「リアルな木目調」と「重厚なメタル調」の表現力です。木目調に関しては、天然木の持つ風合い、例えば表面の凹凸や木目のゆらぎ、さらには木の自然な反りまで再現しようというこだわりが詰まっています。
まるで本物の木材を使っているかのような温もりと上質さがあり、お庭全体のグレードをぐっと高めてくれます。カラーも「チェリーウッド」や「ラスティックオーク」、「オーク」といった、深みのある美しい色合いが揃っています。これらは両面木調仕上げになっているので、お庭側から見ても裏側のアルミ色が見えず、どこから見ても美しい景観を保てるのが魅力です。
一方のメタル調は、鉄の持つ独特の素材感や、経年変化によって生まれる赤錆のような風合いまで表現されています。「ブリュームメタルグレー」や「ブリュームメタルブラウン」といったカラーは、インダストリアルな雰囲気や、モダンで重厚感のある外観を演出したい場合にぴったりです。こちらも細部の質感にまでこだわっており、触れてみてもその素材感が伝わってくるほどです。
デザインも多彩で、例えば木目調の横ルーバータイプ「YL1型」は、目隠し効果と通風性を両立しつつ、木の温もりを感じられるデザインです。同じく木目調の横スリットタイプ「YS1型(ゆらぎ)」は、不規則なスリット幅が自然な印象を与えます。メタル調では、シャープな横基調の「MS1型」などがあり、スタイリッシュな空間を作り上げます。
価格帯は、フェンスABシリーズと比較すると高めになります。例えばYL1型(高さ80cm、幅2m、柱1本含むセット)で8万円台後半からといったイメージです(メーカー希望小売価格)。しかし、その価格に見合うだけの高い質感とデザイン性、そして所有する満足感を得られるのがフェンスAAシリーズの魅力と言えるでしょう。「フェンスにも徹底的にこだわりたい」「家全体の雰囲気を格上げしたい」という方には、自信をもっておすすめできるシリーズです。
視線を気にせず快適空間!背の高いアルミフェンスと目隠し効果の高いデザイン選び
お庭でのんびり過ごしたい、リビングでカーテンを開けて開放的に暮らしたい。でも、外からの視線が気になってしまう…そんなお悩みを持つ方は少なくありません。特に都市部や住宅密集地では、プライバシーの確保は重要な課題ですよね。そんな時に活躍するのが「背の高いアルミフェンス」や「目隠し効果の高いデザイン」のフェンスです。

一般的なフェンスの高さは1.2m~1.8m程度ですが、よりしっかりと視線を遮りたい場合には、2m以上の高さのフェンスを選ぶことが効果的です。LIXILのフェンスABシリーズやAAシリーズでは、「多段柱」という部材を使用することで、フェンスを2段、3段と重ねて設置し、最大で約3mの高さまで対応可能な場合があります(デザインや条件によります)。これにより、お隣の2階からの視線や、道路からの見上げなども効果的に遮ることができます。
目隠し効果の高いデザインとしては、やはり板と板の間に隙間のない「完全目隠しタイプ」や、隙間が非常に細い「スリットタイプ」、そして視線を遮りつつ風を通す「ルーバータイプ」が挙げられます。
LIXILのフェンスABシリーズで言えば、「YM1型(横目隠し)」や「TM1型(縦目隠し)」は目隠し率100%の完全目隠しタイプです。
また、「YS3型(横スリット)」や「TS2型(縦スリット)」は目隠し率約89%と高いレベルを維持しつつ、適度な抜け感もあります。フェンスAAシリーズでは、「YL1型(横ルーバー)」が目隠し率100%かつ通風性も確保できる人気のデザインです。
ただし、あまりにも高く、隙間のないフェンスで家全体を囲ってしまうと、圧迫感が出たり、風通しが悪くなったり、防犯上死角ができてしまう可能性も考慮に入れる必要があります。そのため、設置する場所の状況や、何をどれくらい隠したいのか、そして全体のバランスをよく考えることが大切です。
例えば、リビング前など特にプライバシーを確保したい場所には高さと目隠し効果の高いものを、それ以外の場所では少し高さを抑えたり、デザイン性のあるものを選んだりするのも良い方法です。私たちコウケンNETにご相談いただければ、お客様の状況に合わせた最適なプランをご提案させていただきます。
縦格子?横格子?アルミフェンスのデザインで変わるお家の印象と機能性
アルミフェンスを選ぶ際、意外と悩むのが「縦格子」にするか「横格子」にするか、というデザインの方向性ではないでしょうか。この格子の向きによって、お家の外観の印象が大きく変わるだけでなく、機能面でも少し特徴が異なります。

まず「縦格子」デザインのアルミフェンス。これは読んで字のごとく、縦方向に格子が並んだデザインです。和風建築にも洋風建築にも合わせやすく、すっきりとしたシャープな印象を与えます。縦のラインが強調されるので、建物全体をスマートに見せる効果も期待できますね。
機能面では、横方向からの視線はある程度遮りつつ、上下方向の風通しは比較的良いものが多いです。また、雨水が溜まりにくく、汚れが流れやすいというメリットも挙げられます。LIXILのフェンスABシリーズでは「TRデザイン」や「TSデザイン(縦スリット)」、フェンスAAシリーズでは「TS1型(縦スリット)」などが縦基調のデザインです。
次に「横格子」デザインのアルミフェンス。こちらは横方向に格子が並び、モダンで落ち着いた印象を与えます。地面と平行なラインが連続することで、広がりや安定感が感じられます。目隠し効果を高めやすいのが横格子の特徴で、板の幅や隙間の調整によって、プライバシーの度合いをコントロールしやすいデザインが多くあります。
例えば、隙間を狭くすればしっかりと視線を遮り、広くすれば開放感を出すことができます。LIXILのフェンスABシリーズでは「YRデザイン」や「YSデザイン(横スリット)」、フェンスAAシリーズでは「YR1型(横格子)」や「YS1型(横スリット)」などが横基調のデザインです。ルーバータイプも横格子の派生と言えるでしょう。
どちらが良いかは、お住まいのデザインや、フェンスに求める機能、そして何よりもお客様の好みによって変わってきます。例えば、スタイリッシュでモダンな外観にしたい、しっかりと目隠ししたいという場合は横格子が、和風の趣を取り入れたい、圧迫感を抑えたいという場合は縦格子が選ばれる傾向にあります。
迷った場合は、お家の外観写真などを見ながら、実際にフェンスのデザインを当てはめてイメージしてみるのがおすすめです。私たちコウケンNETでは、そういったシミュレーションのお手伝いもさせていただいていますよ。
アルミフェンス設置の疑問を解消!プロが教える選び方のポイントと施工方法
さて、ここまでLIXILの人気アルミフェンスシリーズを中心に、その魅力やデザインについてお話ししてきました。ここからは少し視点を変えて、実際にアルミフェンスを選ぶ際の具体的なポイントや、設置方法について、皆さまが抱える疑問にお答えする形で解説していきたいと思います。
アルミフェンス選びで失敗しないために!押さえておきたい5つのチェックポイント
アルミフェンス選びで後悔しないためには、事前にいくつか押さえておくべきポイントがあります。デザインや価格だけでなく、機能性や設置場所の環境など、総合的に考えることが大切です。
目的を明確にする
「何のためにフェンスを設置したいのか」をはっきりさせましょう。例えば、「隣家からの視線を遮りたい」「道路からの侵入を防ぎたい」「ペットが外に出ないようにしたい」「お庭の雰囲気を良くしたい」など、目的によって選ぶべきフェンスの高さやデザイン、機能が変わってきます。
設置場所の状況を確認する
フェンスを設置する場所の日当たりや風通し、地面の状態(平坦か、傾斜があるかなど)、既存のブロック塀の有無や状態などを確認します。例えば、日当たりの良い場所に背の高い目隠しフェンスを設置すると、お庭が暗くなってしまう可能性もあります。また、風の強い地域では、耐風圧強度の高いフェンスを選ぶ必要があります。
高さを決める
目的とも関連しますが、フェンスの高さは非常に重要です。一般的な目安としては、大人の身長程度(約1.8m)あれば、立っている人の視線は遮れます。しかし、お隣が2階建てだったり、座った時の目線、あるいはペットの飛び越え防止など、状況に応じて最適な高さは異なります。メジャーなどを使って、実際にどのくらいの高さが必要か測ってみるのがおすすめです。
デザインと色のバランス
お家の外観や庭全体のデザインと調和するものを選びましょう。アルミフェンスは長期間使うものですから、飽きのこないデザインや色がおすすめです。LIXILのフェンスABやAAシリーズのように、多彩なデザインやカラーバリエーションがある製品なら、きっとお好みのものが見つかるはずです。特に木目調カラーは、どんな住宅にも馴染みやすく人気があります。
予算を決める
フェンス本体の価格だけでなく、柱や取り付け金具などの部材費、そして工事費も考慮して予算を立てましょう。一般的に、デザイン性が高いものや、高さがあるもの、木目調などの特殊な加工がされているものは価格が高くなる傾向にあります。複数の業者に見積もりを依頼して比較検討することも大切です。
これらのポイントを事前に整理しておくことで、フェンス選びがスムーズに進み、失敗を防ぐことにも繋がります。私たちコウケンNETでは、お客様のご要望や状況を丁寧にお伺いし、最適なフェンス選びのお手伝いをさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
木目調アルミフェンス徹底解説!リアルな質感と価格のバランスを見極めるコツ

最近のアルミフェンスで、お客様からのご要望が特に多いのが「木目調」のデザインです。本物の木のような温かみのある見た目でありながら、アルミ製なので耐久性が高くメンテナンスも楽、というのが人気の理由ですね。LIXILさんでも、フェンスABシリーズ、フェンスAAシリーズともに、非常にリアルな木目調カラーをラインナップしています。
この木目調アルミフェンスを選ぶ際に、皆さんが気にされるのが「質感のリアルさ」と「価格」のバランスではないでしょうか。
まず「質感のリアルさ」について。これは、やはり上位グレードである「フェンスAAシリーズ」に軍配が上がります。フェンスAAの木目調は、LIXILさんが「リアルウッドクオリティ」と謳っているだけあって、木の表面の細かな凹凸や木目の濃淡、さらには木の節や導管まで表現しようというこだわりが感じられます。
触った時の感触も、まるで本物の木のようです。カラーも、チェリーウッドやラスティックオーク、オークといった、天然木に近い深みのある色合いが特徴です。お庭側も木目調になっている「両面木調」なので、どこから見ても美しい景観を楽しめます。
一方、「フェンスABシリーズ」の木目調も、非常に高いレベルで木の質感を再現しています。日常的な距離で見る分には、本物の木と見間違えるほど自然な仕上がりです。フェンスAAほどの細かな凹凸表現まではありませんが、木目シートの質感が向上しており、温かみのある雰囲気を十分に演出できます。
そして大きなメリットは、価格を抑えられる選択肢があることです。特に「片面木調タイプ」は、道路側など外から見える面だけを木目調にし、家側はアルミ色にすることで、コストを抑えることができます。これは、予算を重視しつつも木目調の雰囲気を取り入れたい方には非常に魅力的な選択肢です。
価格のバランスとしては、やはりフェンスAAシリーズの方が高価になります。しかし、その分、質感の高さや重厚感は格別です。逆に、フェンスABシリーズは、比較的リーズナブルな価格で木目調の温かさを取り入れられるのが魅力です。
どちらが良いかは、ご予算や、どこまで質感にこだわりたいかによって変わってきます。もし迷われるようでしたら、ぜひサンプルなどで実際の質感を見比べていただくのが一番です。
ブロック塀?地面に直接?アルミフェンスの柱の立て方とそれぞれの特徴
アルミフェンスを設置する際、柱をどのように建てるかは重要なポイントです。主な方法としては、「既存のブロック塀の上に柱を建てる方法」と、「地面に直接穴を掘って柱を建てる方法(独立基礎)」の2つがあります。

まず「ブロック塀の上に柱を建てる方法」ですが、これは日本の住宅で非常によく見られる設置方法です。すでにお庭の境界にブロック塀がある場合、そのブロックの穴を利用してフェンスの柱を立て、モルタルで固定します。メリットとしては、比較的工事が大掛かりになりにくく、費用も抑えやすい点が挙げられます。LIXILのフェンスABシリーズなどは、このブロック上への設置に適した設計になっています。
ただし、注意点もあります。まず、ブロック塀の強度が十分であること。古いブロック塀や、ひび割れなどがある場合は、安全のために補修や積み替えが必要になることがあります。
また、設置できるフェンスの高さにも制限があります。一般的に、ブロック塀の上に設置できるフェンスの高さは1.2m程度までとされることが多いです(ブロックの高さと合わせて総高さ2.2m以内などの規定もあります)。
LIXILでは、フェンスABシリーズの高尺タイプ(T-14、T-16など)について、新しいブロック施工方法を開発し、一定の条件下で2m程度の高さのフェンスもブロック上に設置できるようになりましたが、これにはブロックの種類や鉄筋の配筋など、専門的な基準をクリアする必要があります。
次に「地面に直接柱を建てる方法(独立基礎)」です。これは、ブロック塀がない場所や、ブロック塀の強度が不足している場合、そして特に背の高いフェンスを設置したい場合に用いられます。地面に適切な深さと大きさの穴を掘り、そこにフェンスの柱を建て、コンクリートで固めて基礎を作ります。LIXILのフェンスAAシリーズの多段柱仕様(2段柱や3段柱で高さを出す場合)などは、基本的にこの独立基礎での施工が推奨されています。施工説明書にも、基礎の寸法やコンクリートの仕様などが細かく規定されています。
独立基礎のメリットは、ブロック塀の制約を受けずに、より高く、より強固なフェンスを設置できる点です。耐風圧強度も高めやすくなります。デメリットとしては、ブロック上設置に比べて工事の手間や費用がかかる傾向にあることです。
どちらの設置方法が良いかは、既存の状況、設置したいフェンスの種類や高さ、そしてご予算によって変わってきます。安全に関わる部分ですので、必ず専門業者に現地調査をしてもらい、適切な方法を提案してもらうことが大切です。私たちコウケンNETでも、もちろん現地調査から責任を持って対応させていただきます。
プロが教える!アルミフェンス設置工事の流れと費用相場の目安
アルミフェンスを設置したいけれど、どんな流れで工事が進むの?費用はどれくらいかかるの?といった疑問をお持ちの方も多いと思います。ここでは、一般的な工事の流れと費用の目安についてお話しします。
まず、工事の流れですが、大まかには以下のようになります。
- お問い合わせ・ご相談:まずは私たちコウケンNETのような専門業者にご連絡ください。基本的にはご希望のフェンスの種類や設置場所、ご予算などをお伺いしてから後日現地へ向かいます。
- 現地調査:専門のスタッフが実際にお客様のお宅へ伺い、設置場所の状況(寸法、地面の状態、既存ブロックの有無など)を詳しく確認します。
- プランニング・お見積もり:現地調査の結果とお客様のご要望に基づいて、最適なフェンスプランとお見積もりを作成し、ご提案します。使用するフェンスの種類や柱の本数、施工方法などが具体的になります。
- ご契約:プラン内容とお見積もりにご納得いただけましたら、ご契約となります。
- 施工:ご契約内容に基づいて、実際にフェンスの設置工事を行います。柱を立てる位置の墨出し、基礎工事(ブロック上または独立基礎)、柱の設置、フェンス本体の取り付け、という手順で進みます。天候にもよりますが、一般的な戸建て住宅の外周であれば、1日~数日で完了することが多いです。
- 完成・お引き渡し:工事が完了したら、お客様に仕上がりを確認していただき、問題がなければお引き渡しとなります。
次に費用相場ですが、これはフェンスの種類、高さ、設置する長さ、施工方法、そして既存の状況(ブロック塀の解体撤去が必要かなど)によって大きく変動するため、一概に「いくら」と言うのは難しいのが正直なところです。
目安として、LIXILのフェンスABシリーズ(高さ80cm~1m程度)を一般的な戸建て住宅の境界(例えば20m程度)にブロック上に設置する場合、フェンス本体の価格に加えて、柱や金具などの部材費、そして工事費がかかります。
工事費には、既存フェンスの解体撤去費(必要な場合)、柱の基礎工事費、フェンス組立設置費などが含まれます。トータルでは数十万円規模になることが多いでしょう。フェンスAAシリーズや、背の高いフェンス、独立基礎での施工の場合は、さらに費用が上がります。
DIYでの設置を考えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、フェンスの設置は水平垂直を正確に出したり、基礎をしっかり作ったりと、専門的な知識と技術が必要です。特に基礎工事はフェンスの強度や安全性に直結する重要な部分ですので、基本的にはプロの業者に依頼することをおすすめします。
正確な費用を知るためには、やはり専門業者に現地調査をしてもらい、詳細な見積もりを取ることが不可欠です。私たちコウケンNETでは、お見積もりは無料で行っておりますので、まずはお気軽にご相談いただければと思います。
長く美しく使うために!アルミフェンスのお手入れ方法とメンテナンスのポイント

せっかくお気に入りのアルミフェンスを設置したなら、できるだけ長く、美しく使いたいですよね。アルミフェンスは耐久性が高く、基本的にメンテナンスフリーに近い素材ではありますが、ちょっとしたお手入れでより良い状態を保つことができます。
基本的なお手入れは、とても簡単です。普段は、ホコリや軽い汚れであれば、柔らかい布やスポンジを使って水洗いするだけで十分です。ホースなどで水をかけて洗い流すのも良いでしょう。しつこい汚れの場合は、薄めた中性洗剤を使い、その後しっかりと水で洗い流してください。酸性やアルカリ性の強い洗剤、研磨剤入りのクリーナーなどは、表面を傷つけたり変色させたりする可能性があるので避けてくださいね。
特に注意していただきたいのが、木目調やメタル調のフェンスのお手入れです。LIXILのフェンスABやAAシリーズの木目調は、リアルな質感を出すためにラッピングシートが施されています。このシートを傷つけないよう、硬いブラシでゴシゴシこすったり、高圧洗浄機を至近距離から当てたりするのは避けましょう。メタル調のフェンスも同様に、表面の質感を損なわないよう優しくお手入れすることが大切です。
また、意外と見落としがちなのが、フェンスの根元や柱周りです。ここに土や落ち葉が長期間溜まったままだと、湿気がこもりやすくなり、アルミ製とはいえ腐食の原因になることも稀にあります。定期的にお掃除して、水はけの良い状態を保つように心がけましょう。
台風や強風の後には、フェンスにガタつきがないか、パネルが外れかかっていないかなどを点検すると安心です。もし何か異常を見つけたら、早めに設置業者に相談してください。
アルミフェンスは丈夫で長持ちしますが、愛情を持ってお手入れすることで、さらに美観を保ち、快適な住環境を支えてくれます。年に数回程度、お庭のお手入れのついでにフェンスも気にかけてあげてくださいね。
アルミフェンスのまとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、アルミフェンスの基本的な魅力から、LIXILの人気シリーズ「フェンスAB」「フェンスAA」のご紹介、そして選び方や設置、メンテナンスのポイントまで、幅広くお話しさせていただきました。
アルミフェンスは、お住まいの顔とも言える外構を美しく演出し、プライバシーを守り、安心感を与えてくれる大切な存在です。この記事が、皆さまのフェンス選びの一助となれば幸いです。
私たちコウケンNETは、LIXIL製品の正規販売店として、豊富な知識と経験でお客様一人ひとりに最適なフェンスプランをご提案させていただきます。ご相談、現地調査、お見積もりは無料ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
あなたの理想のお住まいづくりを、心を込めてお手伝いさせていただきます。