おしゃれなオーニングで外観を彩る!LIXIL「彩風」で叶える快適テラス

戸建て住宅にお住まいの皆さん、自宅の庭先やテラスをまるでカフェのようなおしゃれな空間にしてみたいと思ったことはありませんか?

海外の素敵なカフェのテラス席を思い浮かべると、建物から張り出したカラフルな布製の日よけオーニングが印象的ですよね。実はあのオーニング、自宅に取り付ければ日差しを遮ってくれるだけでなく、外観のアクセントにもなってお住まいをぐっと魅力的に演出してくれるんです。

本記事では、住宅にオーニングを設置するメリットや活用法から、LIXIL(リクシル)の人気オーニングシリーズ「彩風(あやかぜ)」の魅力まで、幅広くご紹介します。

特にオーニングのおしゃれさを左右するキャンバス生地のデザイン・色・素材について詳しく解説しますので、「オーニングを付けてみたいけど、どれを選べばいいの?」とお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

目次

オーニングでおしゃれな外観に!彩風シリーズの魅力と活用法

オーニングを設置するメリットとおしゃれな効果

オーニングとは、建物の外壁に取り付ける布製の可動式テントや日よけのことです。テラスやウッドデッキ、窓の上部などに設置して日差しや小雨を遮る役割を果たします。単なる日よけと思われがちですが、実はオーニングには実用性とデザイン性の両方のメリットがあります。

まず実用面では、強い日差しを遮ることで室内への直射日光を和らげ、窓際の温度上昇を抑える効果があります。その結果、夏場の冷房負荷を減らして省エネにもつながります。遮光・UVカット性能の高い生地を使えば、有害な紫外線からお肌や家具を守る効果も期待できます。

また、ひさし代わりになるオーニングを広げれば上階からの視線を遮る目隠しとしても機能し、日陰部分ができることで室内が外から見えにくくなるためプライバシー保護にも役立ちます。

そして何より、オーニングが一つあるだけでお住まいの外観がぐっとおしゃれになるという効果は見逃せません。家の壁から張り出したキャンバス地の屋根が、まるでカフェのテラスのような雰囲気を演出してくれます。カラフルなストライプ柄を選べばポップで楽しい印象に、シックな無地カラーを選べば洗練されたモダンな印象に、とキャンバスのデザイン次第で外観のイメージを自在にコントロールできます。オーニングは単なる日よけを超えて、住まいの「顔」をおしゃれに彩るエクステリアアイテムなのです。

LIXIL「彩風」シリーズの種類と特徴

オーニング選びで人気なのが、LIXIL(リクシル)の「彩風(あやかぜ)」シリーズです。彩風シリーズは戸建て住宅から店舗まで幅広く対応できる充実のラインナップと、高い機能性が魅力です。代表的な彩風シリーズの種類と特徴を簡単にご紹介します。

彩風C型

住宅のテラスや窓に最適な標準モデル。壁面に直接取り付けるタイプで、本体が薄型設計のためバルコニーの下や軒下など省スペースでも設置できます。オーニングを収納した際も本体ケースが比較的フラットで、外壁にスッキリ収まります。

彩風S型

C型よりもさらに本体ケースがスリムなタイプ。収納時の張り出しが少なく、オーニングを収納した状態の外観を極力目立たせたくない場合におすすめです。壁面と一体化するようなスマートなデザインが特徴です。

彩風CR型

C型にメッシュのスクリーン機能が追加されたモデルです。オーニングの先端部にすだれのように垂直に下ろせるメッシュスクリーンが内蔵されており、西日対策や目隠しに効果を発揮します。オーニング(日よけ)+スクリーンの2通りの使い方が可能で、用途に応じて柔軟に日差しをコントロールできます。

彩風L型

間口(横幅)が非常に大きな大型モデル。壁付けだけでなく天井付け(軒天などへの取り付け)にも対応し、さらに複数台を連結させて長い軒先のように連続設置することも可能です。戸建て住宅はもちろん、カフェや店舗のテラス席など幅広いシーンで採用されています。大型でパワフルな分、設置スペースと予算に余裕がある場合に検討すると良いでしょう。

独立フレームタイプ:こちらはオーニング本体を建物に取り付けず、自立式のフレーム(柱)に取り付けるタイプです。お庭の好きな場所に「移動式の日陰スポット」を作れるイメージで、設置場所に建物の構造条件が影響しません。彩風C型/S型/CR型をこの独立フレームに組み合わせることで、庭先におしゃれなテント空間を作り出すこともできます。

以上のように、彩風シリーズには住宅向けのコンパクトなモデルから業務用にも対応できる大型モデルまで揃っています。住宅用で特に人気が高いのはC型やS型で、限られたスペースにも設置しやすく住宅の外観になじみやすい点が支持されています。

一方、彩風L型は大開口を一気に覆いたいケースや店舗用途に適しており、戸建ての場合は広いウッドデッキや大きな窓のあるお宅で採用されることが多いです。用途や設置場所のサイズに合わせて、自分の家にはどのタイプが合いそうかイメージしてみましょう。

電動式と手動式、それぞれの使い勝手

電動式と手動式、それぞれの使い勝手

オーニングの開閉方法には、大きく分けて手動式(手回し)と電動式があります。彩風シリーズでもどちらのタイプも用意されており、それぞれ利点が異なります。

手動式は、本体に付属のクランクハンドルをくるくると回してキャンバスの出し入れを行うタイプです。電源工事が不要で製品価格も抑えられるため導入しやすいのが魅力です。構造がシンプルで故障が少なく、手で回すことで細かい位置調整もしやすいという利点もあります。

「費用をできるだけ抑えたい」「設置場所にコンセントがない」という場合には手動式が適しています。ただし、開閉の際には毎回外に出てハンドルを操作する必要があるため、例えば急な雨の際に室内からサッと閉じる…といった使い方はできません。また大きなサイズのオーニングだと手動で回すのにそれなりの力が要る場合もあります。

一方、電動式はスイッチひとつやリモコン操作で楽に開閉できるタイプです。日々ボタンひとつで開け閉めできる手軽さは何にも代え難い快適さです。夏の強い日差しの中や冬の寒い時期、雨が降っている時でも、わざわざ外に出ずに室内から操作できるのは電動式ならではの利点でしょう。

デメリットとしては手動に比べて価格が高くなることと、電源を確保するための配線工事が必要になる点です。ただし彩風シリーズには、停電など非常時に備えて手動ハンドルでも操作可能な「電動手動併用式」もラインナップされています。電動式を選ぶ場合はこのようなタイプを選んでおくと、万一の際にも安心です。

では手動と電動、どちらが良いの?という点は悩ましいですが、普段の使い方やご家族の状況によって選ぶと良いでしょう。例えば毎日積極的に活用したい場合やご高齢の方でも楽に操作したい場合は電動式が断然おすすめです。

反対に、「夏場にたまに日よけが欲しい時だけ使えれば十分」といったライトな用途であれば、安価な手動式で必要十分かもしれません。どちらを選んでも彩風シリーズのオーニングならスムーズに開閉できる設計になっていますので、自分たちのライフスタイルに合った方式を選択してください。

戸建て住宅で楽しむオーニング活用アイデア

オーニングを設置すると、今まで屋外ではちょっと暑かった場所が快適な日陰空間に変わります。戸建て住宅でオーニングを活用すれば、暮らしの楽しみ方がさらに広がりますよ。

例えば、リビングに面したウッドデッキやテラスにオーニングを広げて、下にガーデンテーブルやチェアを置けば、自宅で気軽にオープンカフェ気分を味わえます。朝の光の中でコーヒーを飲んだり、休日に青空の下で読書をしたりと、日差しを気にせずゆったり過ごせるリラックス空間が生まれます。また、お庭でホームパーティーやバーベキューをする際にもオーニングがあると大活躍。強い日差しの下でもゲストが快適に過ごせますし、急な小雨程度であればしのげるので慌てて片付ける必要もありません。

お子さんがいるご家庭なら、夏場にオーニングの下でビニールプール遊びをするのもおすすめです。直射日光を避けてあげられるので安心して遊ばせられますし、大人も日陰で見守ることができます。さらに、強い日差しが苦手なガーデニングにもオーニングは便利です。真夏の直射日光を和らげながら植物の世話をしたり、日陰を好む鉢植えをオーニングの下にレイアウトしたりと、工夫次第で植物にとっても人にとっても優しいガーデンスペースになります。

このように、オーニング一つで暮らしのシーンがぐっと豊かになります。使いたい時だけサッと広げて日陰を作り、必要のない時はコンパクトに収納しておける手軽さもオーニングの魅力です。戸建て住宅でのアウトドアリビングづくりに、オーニングは強い味方になってくれるでしょう。

LIXIL彩風オーニングのおしゃれポイント:キャンバスデザインとカラー

選べるキャンバス素材と機能性

オーニングのおしゃれさを決める要素として重要なのが、張り出すキャンバス生地です。彩風シリーズでは、このキャンバス生地を用途や好みに応じて4種類の素材から選ぶことができます。それぞれ生地の質感や機能が異なりますので、特徴を把握しておきましょう。

1つ目はポリエステルキャンバスです。

最も一般的な生地で、発色が良く色柄の種類も豊富です。フッ素樹脂による撥水・防汚加工が施されており、汚れが付きにくく落ちやすいのでお手入れも比較的簡単です。価格が比較的リーズナブルで導入しやすいのも魅力で、彩風シリーズのラインナップの中核をなしています。

2つ目はアクリルキャンバスです。

アクリル繊維ならではの落ち着いた風合いと高級感のある質感が特長で、色あせしにくく耐久性にも優れています。染色したアクリル糸を織り上げているため発色が美しく、深みのある色調が楽しめます。また繊維自体が水を弾きやすく、耐水性にも優れているため、急な雨でも染み込みにくい安心感があります。

3つ目は熱線遮断キャンバスと呼ばれる高機能生地です。

特殊なコーティングにより赤外線(熱線)を反射し、生地の下にできる日陰部分の温度上昇を抑えてくれます。真夏の強烈な日差しの下でも、通常のポリエステル生地に比べて体感温度を約マイナス5℃程度下げる効果が確認されています。遮熱性が高い分、生地色は限定されますが、「夏の暑さをとにかく和らげたい!」という方には最適なキャンバスと言えます。撥水性・防汚性も強化されており、きれいな状態が長持ちします。

4つ目はアクアシャインキャンバスです。

こちらはポリエステル生地に光触媒コーティングを施した先進的な素材で、太陽の紫外線によって生地表面の汚れを分解し、雨水とともに洗い流す自浄機能を備えています。さらに熱線遮断機能も持ち合わせており、夏の強い日差しを和らげつつ生地の美しさを保ってくれます。「明るい色のオーニングにしたいけど汚れが心配…」という場合でも、このアクアシャインキャンバスなら安心です。

なお、彩風シリーズのキャンバスはいずれの素材でも**UVカット率はほぼ100%**を実現しています。有害な紫外線や日差しをしっかり遮ってくれるので、屋外で過ごす時も室内の家具の日焼け対策にも心強いですね。

住宅に合わせやすい豊富なカラーバリエーション

彩風オーニングの大きな魅力の一つが、キャンバス生地のカラーバリエーションの豊富さです。なんと全32色ものラインナップが用意されており、きっとお宅の外観にピッタリの色や柄が見つかるはずです。カラーは大きく分けて「スタイリッシュ」「ナチュラル」「シック」そして住まいのアクセントになる「ポップ」系統のテイストに分類されます。それぞれの傾向を簡単に説明すると以下の通りです。

スタイリッシュテイスト:モノトーンや低彩度のクールな色合いのキャンバスです。シルバーグレーやホワイトなど、現代的で洗練されたイメージを演出できます。金属サッシやコンクリート打ちっぱなしの外観など、無機質でシャープな住宅デザインによくマッチします。

ナチュラルテイスト:ベージュやブラウン系など、自然素材を連想させる暖かみのある色合いのキャンバスです。木目調の外壁や塗り壁仕上げの家など、自然派のテイストに調和します。ストライプ柄もこちらの系統に含まれ、ウッドデッキの雰囲気とも相性抜群です。

シックテイスト:ダークブラウンや深いベージュなど、落ち着いた重厚感のある色合いのキャンバスです。レンガ張りの洋館風住宅や和風建築の落ち着いた外観によく似合い、高級感を添えてくれます。伝統的・和モダンな家にも取り入れやすい渋めのカラーが揃っています。

ポップなアクセントカラー:住まいの差し色になるような鮮やかなカラーのキャンバスです。アイビーグリーンやネイビーブルー、レッド、オレンジなど彩り豊かな色柄が揃っており、欧風カフェのような明るい雰囲気を演出できます。ご自宅を個性的に彩りたい方にぴったりです。

下の表に各テイストごとの代表的なカラー例をいくつか挙げます。カッコ内はキャンバス生地の素材タイプです。

テイスト系統カラー例(キャンバス色 & 材質)
スタイリッシュシルバーグレー(ポリエステル)、スレートグレー(アクリル)、ホワイト(アクアシャイン) など
ナチュラルライトベージュ(ポリエステル)、ストライプベージュ(ポリエステル)、アッシュブラウン(アクリル) など
シックカフェブラウン(ポリエステル)、チョコレートブラウン(アクリル)、ベージュ(遮熱) など
ポップ(アクセント)アイビーグリーン(アクリル)、ネイビーブルー(ポリエステル)、ストライプオレンジ(ポリエステル) など

ご覧のように、生地の素材によって同じ色でも風合いが異なったり、ストライプ柄にはポリエステル生地が採用されていたりと、バリエーションは実に多彩です。「こんな色があれば…」と思うカラーはたいてい網羅されていますし、LIXILの公式サイトではキャンバスカラーを実際の住宅写真に合成してシミュレーションできるサービスも公開されています。ぜひいろいろな色を試して、お宅にベストマッチな一枚を見つけてください。

失敗しないキャンバスカラー選びのコツ

失敗しないキャンバスカラー選びのコツ

カラーバリエーションが多いと嬉しい反面、「どの色を選べば失敗しないかな?」と迷ってしまう方もいるでしょう。最後に、オーニングのキャンバスカラーを選ぶ際のポイントを押さえておきましょう。

基本的にはお住まいの外壁や屋根、窓枠などの色との調和を意識すると失敗が少ないです。例えば、外壁が白やグレー系のモダンな家なら、同系色のシルバーグレーやホワイトのオーニングを合わせると上品にまとまります。逆にアクセントとしてネイビーや深緑など濃い色を合わせると、洗練された差し色効果で建物全体が引き締まるでしょう。

木調サイディングやベージュ系の外壁には、ライトベージュやブラウン系のキャンバスが自然になじみます。グリーンの庭木が多いお宅でしたら、思い切ってアイビーグリーンなど植物になじむ色を選ぶのもおしゃれです。

柄物に挑戦したい場合は、外壁が単色シンプルな家との相性が良いです。無地の壁にストライプのオーニングが映えて、ぐっと欧風カフェらしい雰囲気が高まります。ただし外壁自体に柄や多彩な色使いがある場合は、オーニングは無地にしておいた方が全体にちぐはぐな印象になりません。要は「周囲の色とケンカしないこと」と「差し色とベース色のバランス」を意識すると間違いがないでしょう。

また、汚れの目立ちやすさも考慮ポイントです。白やパステル系の淡い色はどうしても汚れが目につきやすいですが、その分清潔感や明るい印象を与えてくれます。先述のアクアシャインキャンバスを選べば汚れが落ちやすいので淡色でも安心感があります。

一方、黒や濃紺など非常に濃い色はホコリや花粉がたまった時に白っぽく見えてしまうことがあります。定期的にお手入れできるなら問題ありませんが、自信がない場合は中間色〜やや明るめの色の方が無難です。ストライプ柄は汚れが分散されて目立ちにくい利点もありますので、見た目のデザインだけでなく実用面も踏まえて検討してみてください。

オーニングを美しく保つお手入れポイント

せっかくお気に入りの色・デザインでオーニングを設置したなら、長く綺麗に使いたいですよね。そのために知っておきたいお手入れのポイントをいくつかご紹介します。

まず、雨天時にオーニングを出した場合は、濡れたまま収納しないことが大切です。湿ったまま巻き取って長時間放置すると、生地にカビが発生したりシミの原因になります。雨に濡れた際は天気の良い日にもう一度広げ、完全に乾いてから収納するようにしましょう。

日常のお手入れとしては、ホコリや落ち葉を落とすために定期的に生地表面をはらうことをおすすめします。長期間出しっぱなしにしていると、上に枯れ葉がたまって腐食したり、鳥のフンが付着してしまうこともあります。柔らかいほうきやブラシでサッと払うだけでも綺麗さが保てます。汚れが気になる場合は、中性洗剤を薄めた水溶液を含ませた柔らかい布で優しく拭きましょう。ゴシゴシ強くこすると撥水コーティングが傷む恐れがあるので注意してください。

機能面では、強風時や台風が接近する際はオーニングを必ず収納することが鉄則です。オーニングはあくまで可動式の日よけであり、固定の屋根ほどの耐風圧はありません。突然の突風であおられると生地やフレームが破損してしまう可能性があります。最近の電動モデルには風を感知して自動巻取りしてくれるセンサーもありますが、基本はご自身で天候に気を配り、危ないと感じたら早めに収納してください。

以上のお手入れを心がければ、彩風オーニングの美しいキャンバス生地を長く良好な状態で維持できます。お気に入りのオーニングを丁寧に手入れしながら使い続けて、ぜひご自宅の快適なおしゃれ空間を末永くお楽しみください。

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この記事を書いた人

リクシルのエクステリア商品の専門家。
約20年、外構エクステリア業界に携わっています。
日本全国のお客様と60,000件以上関わらせてもらいました。
使い勝手が良く、コストを下げる提案が得意です。

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