ウッドデッキのサイズの決め方
更新
概要(00:00~)
こんにちは、エクステリア講座の池本です。今日は、ウッドデッキのサイズの決め方と金額の解説をしていきます。まず概要です。最近、おうち時間が増えて、リビングを延長したいというご要望が増えています。サンルームとかウッドデッキ、オーニングのお問い合わせが急激に増えましたね。その中でも、今回はウッドデッキに注目していきます。ウッドデッキだけではなくて、他の商品でもそうなんですけど、やりたいことを決めるとだいたいのサイズは決まってきます。
例えば、ウッドデッキの上でバーベキューとか、テラス席のような飲食をする場合ですね。あとは洗濯物干し場とか、子どもの遊び場とか、ウッドデッキの上で何をしたいというのがあると思うんですけれども、そのメインのことですね。それが決まってくると、だいたいのサイズは決まってきます。もちろんね、お庭の敷地サイズありきの話なんですけど、今回はやりたい事とウッドデッキのサイズだけを考えてみます。
ウッドデッキといってもね、人工木のウッドデッキです。それのサイズと金額の紹介になります。ウッドデッキについてはね、必要とか、いやウッドデッキいらないでしょうとか、いろんな意見があるんですけれども、そういった動画も撮ってますので、本当に自分の家にはウッドデッキが必要かなぁと迷っている方は、この動画も見ておいてください。概要欄に貼っておきます。
このエクステリア講座では、新築でエクステリアを検討している方、実際に住んでみてエクステリアでもっと快適にしたい方向けに、気に入った商品を見つけてもらったり、設置後に失敗しないように情報発信をしています。商品の販売も行なっていますけど、あくまでも購入する目線で解説をしていきます。いいねボタンやチャンネル登録が増えると、励みになりますのでよろしくお願いします。
詳細(01:44~)
それでは、ウッドデッキのサイズの決め方と金額の詳細に入っていきましょう。
前提とオススメ(01:50~)
まず、前提とオススメの話をしておきますね。今回、ウッドデッキを取り付けたいという前提での話になってくるんですけど、やっぱりね、ウッドデッキの上には屋根や日除けが欲しいです。雨が降ったり、夏の日差しが強すぎたりすると、使うに使えないんですね。別の動画で、ウッドデッキをより快適にするにはというところで、屋根とか日除けの紹介もしてますので、これも概要欄に貼っておきます。やっぱり屋根とか日除けはあった方がいいと思いますね。
今回紹介する商品は、リクシルの樹ら楽ステージという商品です。樹ら楽ステージは、リクシルの基本となる人工木ウッドデッキです。オプション品とかもね、一番多いウッドデッキなんですよ。リクシルには、その他にもデッキDS、これが一番新しくてこだわりのある商品です。樹ら楽ステージの木彫という商品。より木質感をアップさせた商品ですね。一番お買い得なレストステージ、こんな商品があります。今回はそんな商品の中でも、一番基本となる樹ら楽ステージで金額を算出しています。
サイズの確認(02:54~)
サイズを確認をしておきます。ウッドデッキのサイズというのは、この正面から見た「間口」と、お家から離れていく方向の「出幅」、この2つですね。他にも高さもあるんですけど、基本的にはこの間口と出幅という呼び方です。まずは、この呼び方は覚えておいてください。
ケース①(03:14~)
それでは、ケース2つ用意してきたので、まず1つ目のケースを見ていきますね。樹ら楽ステージを、洗濯物干し場として使いたい場合。図面を書いてきたんですけど、この左上のものが出幅3尺と言って900㎜、90㎝なので1m弱ですね。これがね、ウッドデッキの規格の出幅で一番小さいものです。約90㎝。その右が1.2m、尺で言うと4尺なんですけど、次に大きいサイズがこの1.2mですね。正面から見た間口は、2.7mが一番規格の中では小さいです。もちろんね、これよりも小さくすることができるんですけど、今回は規格の中で一番小さい2.7mを持ってきています。
大体なんですけど、住宅の掃出し窓ってだいたい1.8mぐらい、もちろん前後はしますけどこれぐらいが多いとは思います。そこに対して、間口1.5間の2.7mですね。これを置くと、こんな感じになりますと。でね、今回問題になるのは、この出幅の方ですね。上の2つ、900と1200、この2つのパターンなんですけど、ベランダのサイズを考えるとわかりやすいかもしれないです。ベランダもね、結構この2つのサイズのお家って多いと思うんですよね。
ベランダが90㎝の場合って、物干しがついていたとしても、多分この壁側からですね、こういう風にまっすぐ出ているような壁付け物干していうんですけど、そういったものが付いているケースが多いと思います。もちろん上から吊り下げている場合もあると思いますけど、その場合てっね、結構家の中から干していくような感じで使っていらっしゃる方も多いと思います。そうなってくると、もうこれウッドデッキがいらないかも知れませんよね。
もちろんあった方が便利ではあるんですけど、家の中から干すことも取り込むこともできるとなってくると、そこまでウッドデッキの必要性ってないのかなと思ってしまいます。でも例えば洗濯物を1回外に持って行って、窓も閉めてですね、夏だったら熱い空気がエアコンの効いた部屋の中に入ってきますし、冬はその逆なので、出来るだけ窓を閉めて洗濯物を干したり取り込んだりしたいということになったらですね、ちょっとね、この90㎝だと狭いんですよね。
この右の1.2mの出幅のものを見てほしいんですけど、こうなるとね、結構余裕でますよね。たった30㎝なんですけど、90㎝と1.2mでは結構サイズが変わってきます。こうなると、ウッドデッキの上に洗濯物カゴを置いて、そこでを干したり入れたりというのも、悠々できるようになると思います。この1.2mがいいというよりは、1.2m以上の方がウッドデッキの上で作業するには良いとは思います。
では金額を見ていきましょう。まずは出幅3尺、90㎝の方ですね、小さい方。このウッドデッキの金額は、工事代も消費税も込みの概算金額がだいたい14万円から15万円ぐらい。出幅を30㎝大きくした1.2mの場合、これだと16万円から17万円くらいの金額。だいたい2万円アップですね。敷地に余裕があって、実際に購入されたい方がどっちかで迷われていたら、私なら1.2mの方をおすすめするとは思います。ちょっとね、使われ方を聞いてみないとなんともなんですけど、今まで話してきたような流れの中で、この1.2mが使いやすいんじゃないかなとは思います。この金額差以上は、使い勝手は良くなるかなという感じですね。
ちなみに、屋根と物干しを取り付けた時の金額も見ていきます。この場合、屋根は1.5m、出幅5尺というものですね。これで見てみます。屋根は11万円前後です。ウッドデッキより安いんですよ。なので、こういった掃出し窓のところに、ウッドデッキとあと屋根と物干しを取り付けたいという場合はですね、だいたい27万円から30万円くらい、それくらいあったら出来上がると思います。
ケース②(07:16~)
ではケースの2つ目を見ていきましょう。バーベキューやテラス席のように、机とか椅子を置いて飲食できるようなスペース、これについて考えていきます。ちょっとね、サイズが大きくなってしまいましたけど、出幅7尺と8尺の場合について考えてきました。まず7尺から。7尺っていうのは、約2.1mの出幅です。こんな感じの図面になりました。まずね、出幅は7尺なので約2.1mですよね。間口方向は、先ほどと変わらず2.7mのままにしてます。
この一番左上の図面見てほしいんですけど、もうこれちょっと危ないですよね、7尺だと。この左の人が席を立つのに椅子を引くとですね、もう後ろに椅子が落ちてしまいそうな、それぐらいの寸法になってます。この左下の図面を見ても、これは真上から見た図面なんですけど、同じくね、この下の2つの椅子はちょっと危ないですよね。それをですね、この右下の図面、机を90度ずらしたんですけど、そうするとね、結構余裕が出ましたね。これだと出幅7尺でも、この4人掛けの机と椅子を置くのは大丈夫そうです。
次は、もう30㎝おっきくした出幅8尺を見ていきましょう。8尺というのは約2.4mです。こんな感じですね。ちょっと余裕出ましたよね、さっきよりも。この左下の真上から見た図面を見ても、やっぱりちょっと狭いかなと思うんですけど、普通に使ってる分には、椅子が落ちたりそんなことはなさそうですね。これもね、右下のように90度回転させてしまったら、こうなるとね、結構広々空間になると思います。机と椅子の寸法ってなかなか難しくて、座ってる時はね、これぐらいで納まるですけど、立ったりする時に椅子がね、かなり大きく移動するのでその分を考えないとちょっと怖いですね。
では、まずは7尺の方の金額なんですけど、約25万円前後ですね。間口が2.7m、出幅が2.1m、この場合のウッドデッキだけで約25万円前後、これは工事代も消費税も含んだ概算金額です。ちなみにね、今回出している金額っていうのは、地面を土とか砂利とかそういったもので想定してます。地面がすでにコンクリートの場合だったら、もう少しお安くはなります。どうしてもね、土とか砂利の場合は柱の下に基礎を作っていかないといけないので、ちょっとね、金額が上がってくるんですよね。
では、出幅8尺の約2.4mの場合は29万円前後。7尺と8尺では結構金額差が出てしまいましたね。ちなみになんですけど、今これ出幅8尺で29万円前後じゃないですか。ちなみに9尺、2.7mだったら実はですね、1万円ぐらいしか金額が上がらないんですよ。9尺にすると、ちょうどね、正方形みたいな形になります。2.7mと2.7m。
どうして7尺から8尺は4万円くらい変わるのに、8尺から9尺は1万円ぐらいのアップで済むのかというと、これちょっとわかりづらいかもしれませんけど、2つの図面を比較してほしいんです。この一番上にちょっと見えている、この2.1mと書いている7尺の分の柱は3列建ってますよね。一番下の8尺の2.4mの部分は、柱が4列ついてるじゃないですか。
この7尺から8尺へ出幅が大きくなる時に、土台の数が1列増えるんです。なので、金額がちょっと大幅にアップしてしまうんですね。この2.4m、8尺から9尺も、30㎝アップした2.7mの場合は土台の数は同じなんですよ。なので、単純に床板とか幕板の長さが長くなった分だけの金額アップで済みます。
それが8尺と9尺です。なので例えばこのサイズですね、間口が1.5間の出幅8尺でご検討している場合は、もう30㎝出幅を大きくしてですね、2.7m×2.7mぐらいの正方形で取り付けてあげると、机の向きとかも結構自由に選べますし、金額もそんなにアップしないと。8尺なら9尺をおすすめするというのは、敷地がね、問題ないようだったら私はおすすめするパターンですね。
さらにちなみになんですけど、今回もね、屋根を取り付ける場合、間口がウッドデッキと同じサイズで出幅を9尺、約2.7mの屋根を取り付けると約15万円前後。ですので45万円から50万円出すと、こういうウッドデッキに屋根も付いたすごく快適な空間が出来上がります。ちなみに屋根の金額は、このスピーネという商品で算出してます。
まとめ(12:04~)
それでは、まとめやっていきましょう。洗濯物干し場は、どうやって干しているかによって、出幅っていうのは変わってきます。もちろんね、洗濯物の量とか、あとはその物干しがどこについているかによっても、出幅のサイズというは変わってきます。これはね、個人的な意見なんですけど、出幅は1.2m、4尺以上はあった方が使いやすいと思います。
複数人でのくつろぎスペースとか、食事をする場合っていうのは最低8尺ですね。2.4m、これぐらいは欲しいですね。先ほどね、お伝えしましたけど、8尺を選ぶのであれば9尺を私はおすすめします。これですね、出幅は金額差があまりでないパターンというのがあります。出幅7尺から8尺は金額が結構変わりますけど、8尺から9尺はあまり変わらないです。これはウッドデッキの土台に関係してきます。
最後になんですけど、ウッドデッキだけよりも屋根とか日除けを取り付けた方が、圧倒的に使いやすいです。やっぱりね、雨が降ったりとか日差しが強すぎる場合っていうのは、ウッドデッキに出たくなくなっちゃいますからね。せっかくね、リビングを延長しようとしても、使えない時期というのが多かったら、もったいないですからね。
今回は、ウッドデッキのサイズの決め方と金額について解説してきました。なかなかね、ウッドデッキって平米単価で金額が出せないのが、こういうところなんですよね。規格がワンサイズ変わるだけで、土台の構造も変わってしまうことがあるので、その時の金額差は大きくなってしまいますし、サイズを変えても土台が変わらない場合は金額差は少なくて済みます。
ただ今回は、ウッドデッキのことだけを考えてサイズを見てきましたけど、やっぱり敷地に左右されることも多いと思いますので、ウッドデッキを決める際の一つの参考にしていただきたいです。今回は以上です。内容が良かったら、いいねボタン・チャンネル登録もよろしくお願いします。それでは、また次の動画でお会いしましょう。ありがとうございました。