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売れ筋No1テラス「スピーネ」をじっくり解説

更新

自己紹介・概要(00:00~)

こんにちは、コウケンネットの池本です。今日はリクシルで最も売れているテラスの屋根「スピーネ」という商品を紹介していきます。スピーネの概要なんですけど、「ちょっとした屋根を安く取り付けたい」を叶えてくれる商品です。洗濯物の干し場とか、駐輪場とか、ウッドデッキの上の屋根、そういったことに使われることが多いですね。

ただ、「ちょっとした屋根」と書いてますけど、結構大型まで商品のラインナップありますので、カーポートなんかに使われる方もいらっしゃいます。あと「安いから強度大丈夫なの?」という心配される方もいるかもしれませんけど、強度弱くないです。むしろ、他のエクステリアよりも耐風圧強度は強いと考えてます。住宅に固定する商品って、基本的には耐風圧強度、結構高いものが多いですね。普段生活しているところで、ちょっと雨が降ったら使いにくいなとか、そういった場所があればですね、このスピーネはおすすめできる商品です。今日はこれについて解説していきますね。

簡単な自己紹介なんですけど、ここに書いておりますので、興味のある方はまた後で見ておいてください。だいたい週に4回~5回、新しい動画を公開しています。応援してくれる方は、チャンネル登録もよろしくお願いします。困っていることとか、もっと詳しく知りたいことがあれば、お気軽にコメントください。

自己紹介

商品詳細(01:15~)

では、スピーネの商品の詳細、解説していきますね。ちょっとまとめてみたんですけど、ざっとこれぐらい説明しておきたいなという項目がありまして。ちょっと多いので、駆け足になってしまうところもあるかもしれませんけど、解説していきます。

屋根形状(01:30~)

まず「屋根形状」ですね。左側の「F型」と右側の「R型」の2つが選べます。何年か前までは、右側のR型の方が売れていたんですけど、ここ数年は完全にF型の方に流れが来てますね。角ばった住宅が多くなってきたので、どちらかといえばF型の方がデザイン的に合うからだと思います。金額的には若干F型の方が安いですね。あんまり変わらないです。

屋根形状

サイズ(01:57~)

続きまして「サイズ」です。サイズはですね、間口と出幅という呼び方がありまして。正面から見たサイズのことを間口、お家から離れていく方向を出幅と言います。

サイズ

正面から見た間口をですね、連棟して大きくしていくことは可能です。また連棟した場合は柱が増えます。例えばこの写真だったら柱2本ですけど、もっと間口を広げたいということであればですね。連棟した場合は、この柱はそのままで端っこにもう1本建って、合計で3本になってしまうと。柱2本だと、だいたい約5mぐらいまでですかね。この柱と柱の間がだいたい5mぐらい。もう少し伸ばすこと出来ますけど、それぐらいを一つの目安としておいてください。

この間口に関しては、このお家から離れていく方向ですね。間口に関しては0.9mから4.5mまで、かなり幅がありますけど、こちらは連棟はできないです。4.5mというのはマックス値なんですけど、強度とか屋根の形状によって制限があります。4.5mまで伸ばせるものには制限がありますので、これもあとで説明しておきます。

積雪強度とタイプ(03:04~)

続きまして「耐積雪強度とタイプ」。耐積雪強度は「20㎝」のもの、「50㎝」のもの、「100㎝」のもの、この3つをご用意しています。写真見てもらったら、形状の違いが少し分かると思いますけど。この一般地域用の20㎝のものと、この50㎝のものを比べると、ちょっとこの柱の下に、薄い桁が付いてますよね。100㎝の方を見ると、すごいこの分厚い桁が付いてますよね。あと別にこれだけじゃなくて、屋根を構成している部品も多くなったりはしてるんですけど、こういった形状の違いで耐積雪強度を上げております。

耐積雪強度

で積雪量の目安なんですけど、基本的にこの20㎝、50㎝、100㎝というのは「新雪」ですね。新雪の状態を目安にしています。雪はね、かなり形状によって重さが変わってくるので、こういうザラメ雪の場合、水分を含んだものですね。こういったものになると、雪がかなり重くなるので、ザラメ雪で20㎝もつのかと言ったら、そういうことではないです。あくまでも、新雪の時の積雪量を書いていることにご注意ください。

続きまして「タイプ」です。ちょっと小さくて見づらくて申し訳ないですけど。一番左側の写真が、1階に取り付けているものですね。これが基本のタイプです。その横、これはベランダに取り付けてますね。これは、2階・3階用ですね。3階まで取り付け可能です。で、その隣、これバルコニーと一緒になってますけど、リクシルにビューステージというバルコニーの商品があるんですね。この上に取り付けることができるスピーネです。こういう商品もあります。

タイプ

一番右側がルーフタイプと言って、柱がないタイプです。これは出幅に制限があって、最大で1.2mまでしか伸ばすことができないです。後ですね、柱がない分、この外壁にしっかり固定しないといけないので、外壁に固定するというよりかは、家の構造体ですね。柱に固定する必要があるので、ちょっと取り付け場所に制限がされてしまう場合があります。

先ほど解説しました積雪量なんですけど、上から順番に20㎝、50㎝、100㎝という表になっているんですけど、100㎝に対応しているのは、この1階用のテラスだけですね。50㎝のものはすべてが対応してます。こういう制限があります。

設置階数と出幅の関係(05:19~)

続きまして「設置階数と出幅の関係」ですね。まず一般地域用、耐積雪強度20㎝ものなんですけど、1階はですね、F型であれば4.5mまで出幅を伸ばすことができます。R型は最大で3mまでです。この4.5mのことを「15尺」と言ったり、3.0mのことを「10尺」と言ったりするんですけど、メートル単位で解説した方が分かりやすいと思うので、先にメートル表記を持ってきています。この4.5mと3.0mと言われても、どれくらいの大きさって実際分からないと思いますので、ちょっと図面書いてみました。

図面

F型ですね、左がF型のマックスの約4.5mのもの、右側がR型のマックスの約3.0mのもの、これくらいのサイズ感ですね。車は軽自動車を持ってきてます。凄いですよね。F型の4.5mの大きさって、この出幅で取り付ける事ってそれほど多くはないんですけど、庭がかなり広いとか駐車場代わりにしたいとか、そういった時にはこの商品がすごくおすすめです。

屋根形状がまっすぐなF型だからできる、このサイズです。2階はですね、2.1m、7尺までです。こういう制限があります。続きまして、耐積雪強度50㎝の場合。これは1階は2.7mまで、2階は一般地域用と同じ2.1mまで。100㎝の場合は1階のみで出幅も1.8mまでと、こういう感じで積雪強度によってマックス値が変わってきますのでご注意ください。

出幅自在桁の制限(06:54~)

次に「出幅自在桁の制限」の説明をしていきます。まず、出幅自在桁とはなんですけど、よく2階のバルコニーに取り付けする時に使われるんですけど。これ自在桁を使っている写真ですね。柱があって、柱よりも外側に屋根が出ているんですけど、横から見るとこんな感じですね。

出幅自在桁

通常の場合だったらこの屋根の下ですね。一番下のあたりに柱が建つんですが、これを内側に、家側にずらしているんです。これを出幅自在桁と言うんですけど、バルコニーに取り付ける場合っていうのは、雨の吹き込みを少なくしたいので、バルコニーよりも外側に屋根を出したいということがほとんどなんですね。なので、2階・3階に取り付ける時っていうのは、大体この出幅自体桁仕様を使います。

ここで制限があるんですけど、これバルコニーに取り付けているものを、真横から見た図面、立面図なんですけど。この柱の中心から、屋根の先の中心までが450㎜、45㎝ですね。これがマックスなんです。これよりも、もっと外側に屋根を出したいということがあっても、これは強度上できないんですね。45㎝がマックスです。

出幅自在桁制限を説明した図面

これぐらいあれば大丈夫だと思います。雨の吹き込みに関しては。あとあんまり低くしてしまうと、視界が遮られてしまいますので、出し過ぎも良くないかなと思います。特にR型の場合だったら、これがグーッと下の方に出てきますから。この図面はF型で書いてますけど、そのあたりの違いもありますね、R型とF型で。

加工できること(08:21~)

続きまして「加工できること」ですね。まず屋根の切り詰め加工なんですけど、間口側も出幅側も問題なくカットして加工することができます。柱なんですけど、柱も端っこに建つだけではなくて、内側にずらすことができます。これも限界値ありますけど、確か40㎝から50㎝ぐらいだったと思いますけど、それぐらいまで内側にずらすことができます。先ほども解説した出幅自在桁ですね。家側にもずらすことができます。これ2階だけじゃなくて、1階でも何か障害物などがあった時に、この出幅自在桁というのは使うことがありますね。結構、柔軟に加工できます。これが基本の加工ですね。

加工

こちらが特殊加工です。スピーネはね、かなりこういう特殊加工ができるんです。出隅納まりから始まって、この入隅ですね。こういう所にも対応することができます。台形なんかにもできますし、出幅を変えることもできます。これも興味のある方は、後で動画止めてこんなことができるなというのを見ておいてください。

特殊加工

オプション(09:22~)

最後「オプション」です。オプションは一応、物干しと目隠しということで分けて紹介します。その他にもたくさんオプションあるんですけど、工事の時に必要なものが多いので今回は割愛します。あくまでも、実際に設置した後に使えるようなところですね。それに限って紹介します。

まず物干しですね。物干しだけ挙げてもね、こんなにあるので、ちょっとどんな絵なのかというところ見ていただくような感じで、ササッと進めていきますね。まず一番出ている「吊り下げ物干し」ですね。こんな感じの。竿が4本を掛けられるタイプと、竿が6本掛けられるこの2タイプがあります。ちなみに竿は付いてませんので、この物干しだけのオプションです。

吊り下げ物干し

「壁付け物干し」。これは住宅の外壁に固定するタイプですね。これも標準タイプとロングタイプの2つがあります。これはね、角度を変えることができます。

壁付物干し

続きまして「上下移動物干し」。スピーネの柱に固定するものですね。高さを変えられる壁付物干しみたいな感じですね。こんなものもあります。

壁付物干し

「前後移動物干し」。物干し竿を外側に移動したり、内側に移動したり。内側ってのは家側ですね。家側に移動したり、そういうことができる物干しもあります。

前後移動物干し

続きまして「可動竿掛け」。こんな感じで、竿掛け自体を取り外すことができます。

可動竿掛け

最後「クリーンハンガー」ですね。これよく室内にあるような竿掛なんですけど、これも取り外すことができます。こういう可動型の商品って、ちょっと耐荷重が少なかったりするので、洗濯物たくさん干される予定の方は、こういう可動系の商品というのは、ちょっと避けた方が良いと思います。

クリーンハンガー

続きまして目隠しのオプションです。「スタイルシェード」。これ新しい商品ですね。2021年4月に新しい色も追加されたスタイルシェード。スピーネのこの前枠の下に固定することが出来て、こういった感じで目隠しすることができます。このね、シェード部分の生地も変えることができますので、結構デザイン的にも素晴らしくて、目隠しされたい方にはうってつけの商品ですね。

スタイルシェード

あとシェードではなくて、スクリーンが良いということもありまして、こちらは結構前からある商品なんですけど。「前面スクリーン」ですね。1段付けたり、2段付けたり。あと基本的には、このスクリーンと屋根の間というのは隙間があるので、その隙間をふさぐ部材があったりとか、側面にも同じくパネルを取り付けることができます。

前面スクリーン

まとめ(11:44~)

それでは、まとめしていきますね。スピーネと言ってもですね、選択肢はかなりあるということは、お分かりいただけたと思います。でもですね、この主な使い方と、あとだいたいのサイズが決まれば、商品というのは一気に決まっていきます。積雪強度ももう地域に合わせた強度にするしかないので、一般地域で良ければ一般地域でいいですし、「もうここは積雪50㎝のものでないと取り付けができません」といった事もよくあります。

あと加工はですね、かなり柔軟にすることができるので、結構ご要望通りに取り付けできることは多いですね。あとはもうスピーネのおすすめできるところは、金額が安いですけど、強度は決して弱くないですね。耐風圧強度って、考え方が2通りあって、住宅に対する耐風圧強度とエクステリアに対する耐風圧強度という2つであるんですけど。

こういう住宅に取り付けるスピーネのような商品というのは、住宅に対する耐風圧強度の考え方で数値出しているので、独立しているエクステリアよりも結構強いことが多いですね。実際、強い台風なんか来た時に、カーポートの屋根って結構飛ばされることも少なくないんですけど、スピーネの屋根が飛ばされるということはカーポートよりも少ないんじゃないかなと思います。カーポートよりも屋根のサイズが小さいということも、飛ばされない要因の1つだと思いますけど、家に固定されているので揺れにくいんですね。そういった面でもスピーネおすすめできます。

今回はちょっと駆け足でしたけど、スピーネの商品の全体像を解説していきました。ちょっとした屋根があるだけで、今まで生活していたところがすごく快適になることもあります。雨が多い地域ですとか、日差しが強い場所とか、そういった場所にはおすすめできる商品です。今回の動画は以上です。内容が良かったら、チャンネル登録・いいねボタンもよろしくお願いします。それでは、また次の動画でお会いしましょう。ありがとうございました。

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